少し前にこの本を買いました。
YouTubeチャンネル【メタトレ研究所FXTraderHiroChannel】のヒロさんという方が書いた本です。
2020年10月29日初版と書いてあるので、ほんとまだ最近出たばかりです。
なんとなく興味を惹かれて購入。
中身を読んでみるとタイトルの通りシンプルな手法。だけど優位性ありそうだなぁと思い、2年分ぐらいだけ軽くアナログに検証してみたところ・・・
おや?いい感じ!
というわけで、早速実弾を入れて試してみたところ中々の手応え!
実弾はやくない?
ただ仕事の兼ね合いで、条件が成立してもエントリーすることが中々難しく、何かいい方法がないかなと考えていたところ・・・
ロジックがシンプルだし、著者も今は自動売買で運用って書いてるし、自分もEA化すればいいんじゃね?と思い、EA作成もできてしまう投資仲間の友人に相談。
なんと、無料でEAを作成してくれました!
やった~!
いや~、ほんと感謝です。ありがとう~!自分でEA作成の技術なんて持ってないですからね!
というわけで早速バックテストをしてみました。

画像はバックテストの結果なのですが、ロジックを推測できそうな箇所はネタバレするとまずいので塗りつぶしてあります。
そしてなぜか損益部分だけ少しずれるという摩訶不思議現象。。
エントリー、エグジット時の価格帯は確認したところ全く問題ないのになぜか損益だけズレるという。
何度試しても同じ。なぜ??こういうのなった方います??
画像の右下の損益部分。
小さいから見ずらいかもしれないけど、-$514.10の部分が本来なら-$527になるはずなんですよね。。こういうズレが大部分でなってしまってます。
友人にもバックテストしてもらいましたが、特にEAの動作やバックテストの結果に不具合はなしで、自分のPC環境だとそうなってしまうみたいで。。
なので画像の損益に関わる部分は全く参考にしないで下さいね。
とはいえ、まぁ、価格帯には問題ないから、エクセルで計算して出してみればいいだけの話かぁ~、と思い直して、アナログで改めて結果を出してみることにしました!
年 | 獲得pips |
---|---|
2005年 | 368.7pips |
2006年 | -11.6pips |
2007年 | 97.9pips |
2008年 | -247.5pips |
2009年 | -442.2pips |
2010年 | 441.8pips |
2011年 | 61pips |
2012年 | 201.5pips |
2013年 | 394.7pips |
2014年 | 536.2pips |
2015年 | 798.6pips |
2016年 | 610pips |
2017年 | 452.8pips |
2018年 | -161.4pips |
2019年 | -410.1pips |
2020年 | 853.8pips |
合計獲得pips | 3544.2pips |
はい、こんな結果になりました。
検証期間は2005年1月1日~2020年12月24日までの約16年。過去に負け越している年が4回あります。合計獲得pipsの3544.2pipsを16年で割ると
約1年間の平均獲得pipsは221.5pipsとなります。
10万通貨で回せば年間約221,500円の利益になる計算です。
バックテストも10万通貨で設定しています。
スプレッドは0.7pipsで算出。
これは自分がTradeViewFOREXで運用することを想定してます。
TradeViewFOREXのUSDJPYのスプレッドはざっくりと0.1~0.4pipsぐらい。これに手数料が0.5pips分必要となります。
そこに自分はキャッシュバックサイト経由で口座開設しているので、スプレッド50%分のキャッシュバックがあります。それらを考慮すると多くてもスプレッドは0.7pipsかなという感じなので。
次に・・・
PF | 1.16 |
勝率 | 50.60% |
最大勝ち | 240.3pips |
最大負け | -176.7pips |
最大DD | 1180.1pips |
最大連勝数 | 10連勝 |
最大連敗数 | 10連敗 |
PFは1.16。まぁ、悪くはないかなという印象です。
過去最大で10連敗があったのと、2009年4月から2010年1月にかけて最大ドローダウンをくらうようです。2009年は過去最大の負け年ですからね。
10万通貨で1,180,100円の負け幅。
ここの情報はしっかりと把握しないといけないところですね。
途中で連続して負け始めると止めたくなるのが人間心理だと思いますが、過去に最大でどれだけの連敗や負け幅があったのかを知ることで、メンタルを正常に保てます。
10万通貨で運用するなら1,300,000円ぐらいの投資資金があれば、ほぼほぼ完全放置しておいても大丈夫かなという感じですね。
自分は10万通貨を500,000円の投資資金で、元本が減ってきたら追加投資する前提で運用しようと思ってます。
そして、ついでなので本書に載ってた成績(本書129P参照)と自分での検証結果をざっくり比較してみます。
項目 | 本書 | 自分の検証結果 |
---|---|---|
取引回数 | 264 | 286 |
PF | 1.54 | 1.23 |
勝率 | 54.55% | 49.3% |
総獲得pips | 39853.38 | 4683.4 |
ん??
全然違う気が・・ww
特に、総獲得pipsのところ絶対おかしくない?
取引回数264回で割ると、1回辺りのトレードでの獲得pipsが約150pipsになります。
はて?これは一体どういうことなのかよくわかりませんね。。
ただ、ここで言いたいのは、
自分で検証して納得いくロジックなら使ってみればいいし、納得いかないロジックなら使わなければいいだけ
ということです。
よく、本の通りにやってみたのに全然勝てない!詐欺だ!
みたいなことを言う人もいるみたいですが、それはちょっと違うんじゃないかと個人的には思いますね。
もしかしたら自分は合ってると思っても、やり方間違ってるかもしれないし。
ちゃんと自分の目でロジックの検証をして、優位性が確認できるようなら実践してみればいいだけの話なのに、こうやって言う人に限って検証作業を省いている人が多い気はします。
投資は全て自己責任ですからね。
なので本書とは全然結果が違いましたが、自分はロジックの優位性を実際に検証して確認できたので、早速EAでのんびり稼働させてみようと思います。
偉そうなこと言って、負けが込んでも泣きいれるなよ
はい、がんばりますw
とりあえずこちらのEAの運用結果も検証報告していこうかなと思います。
ではまた!